学習目標 |
環境は、伝統的?日常的な生活においては、客観的な科学の対象というより共同主観的な「風土」として現れており、それを理解することは、文化の基層を成す環境と人間の相互関係を明らかにすることである。本講義では、日本を含むユーラシア大陸の主要地域の風土について検討を加え、そこから見出される人間=環境関係の構造と、各地域の心性?宗教?芸術?社会構成などに共通する文化の基本的な構造との関係を明らかにしていきたい。 |
授業概要 |
環境の共同主観的な現れである「風土」という観点から、文化の基層を成す人間=環境関係について学ぶ。まず代表的な風土論を取り上げ、それらの議論の構図を概観する。次に、自然とかかわりあう人間集団の最も基本的な単位である「家族」という観点から、日本を含むユーラシア大陸の主要地域の風土において見出される、人間=環境関係の構造と各地域の文化との関係について明らかにしていく。 |
テキスト |
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参考文献?課題図書 |
鈴木秀夫『風土の構造』講談社学術文庫 和辻哲郎『風土』岩波文庫 オギュスタン?ベルク『風土の日本』ちくま学芸文庫 ジャレド?ダイアモンド『銃?病原菌?鉄(上?下)』草思社文庫 |
受講生への要望 |
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評価方法 |
レポートで評価する。口頭発表?期末試験を課す場合もある。 |