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クリスマスによせて
聖心女子大学学長 安達まみ
在学生、卒業生、教職員、これから聖心で大学生活を始めようとしているみなさまが、よいクリスマスをお迎えになりますようお祈りいたします。
「愛には偽りがあってはなりません。兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。できれば、せめてあなたがたはすべての人と平和に暮らしなさい」(ローマの信徒への手紙12章より)
今年もクリスマスを迎えるにあたり、静かに思いをめぐらし、新年に思いをはせる季節となりました。聖心女子大学という自由なコミュニティは、パウロがここでいうように、互いに愛しあい、尊敬しあう場となりうるでしょう。いっしょに喜び、喜びを何倍にも育てることができるでしょう。いっしょに泣き、悲しみをなくすことはできなくても分かちあうことができるでしょう。世界が戦争で引き裂かれている今、すべての人と平和に暮らすことが、これまで以上に大切になるでしょう。
この聖書の言葉を心に留め、わたしたちがクリスマスの喜びを共に祝い、新しい年に向けてみずからを整えることができますように。